【合鍵を悪用し侵入】無人のバーで暗証番号を解除し金庫から現金数万円を窃盗、SNS投稿を頼りに近くの店で発見された22歳無職の女を別の衣料品店での窃盗容疑で緊急逮捕、容疑認める 福岡・天神

住居侵入

6月2日に福岡市・天神のバーに設置された防犯カメラが、無人の店内に侵入した人物が金庫から現金を盗み出す瞬間を捉えていました。同様の手口で近隣の衣料品店から現金を盗んだとして、6月4日、無職の女が緊急逮捕されました。周辺では他にも複数の店舗で同様の被害が確認されており、警察は女との関連を詳しく調べています。

事件があったのは6月2日の午前4時半ごろで、営業が終わり無人になったバーのバックヤードにライトを照らしながら侵入する人物の姿が映っていました。人物は明かりで手元を照らしながら金庫から何かを取り出し、さらに下段の金庫も開けましたが、中身がなかったためかすぐにふたを閉じて、周囲を警戒しながら約1分ほどで立ち去りました。

現場は福岡市天神の西通りに面したバーで、犯人は鍵を壊すことなく、入口からそのまま金庫へと向かっていました。店では合鍵を暗証番号式のロック容器で屋外に保管していましたが、犯人はその暗証番号を解除し、合鍵を入手して店内に侵入したとみられます。店の関係者は、なぜ金庫の正確な位置や合鍵の暗証番号を知っていたのか不審に感じていました。

被害に気づいたのは同日の夜で、出勤した従業員から「お金がない」と連絡を受けた関係者が防犯カメラを確認したところ、見知らぬ人物が映っていたため発覚しました。盗まれたのは金庫内の現金数万円で、従業員の中に犯人と面識のある者はいませんでした。

翌日の6月3日、店の関係者は防犯カメラの画像をSNSに投稿し、警察へ被害届を提出しました。すると同日夜、投稿を見た知人から「映像の人物に似た女が近くの飲食店にいる」と連絡が入りました。関係者がその店に急行したところ、防犯カメラの映像と酷似した女が酒を飲んでおり、店名を告げると「すみませんでした」と話したということです。

その場には通報で駆けつけた警察官もおり、女はそのまま連行されました。警察はもともと、同じエリアにある衣料品店で5月に発生した窃盗事件を追っていましたが、女の特徴が一致したため裏付けを進め、バーの事件より前に起きた衣料品店での住居侵入・窃盗などの疑いで緊急逮捕しました。

逮捕されたのは、住居不定、無職の吉田はな容疑者(22)です。吉田容疑者は5月26日、福岡市中央区大名の営業時間外の衣料品店において、屋外で管理されていた合鍵を不正に使用して店内に侵入し、現金およそ9万4000円を盗んだ疑いが持たれています。

警察の調べに対し、吉田容疑者は容疑を認めています。警察は、このほかにも屋外管理の合鍵を用いたとみられる窃盗被害が、同エリアの飲食店などでほかに3件発生していることから、吉田容疑者が一連の事件に関与している可能性が高いとみて、余罪の捜査を進めています。