名古屋市西区の大型ショッピングモールで何らかの物質がまかれ、利用客が相次いで体調不良を訴えた事件で、警察は男を逮捕し、自宅から複数の催涙スプレーとみられるボトルを押収しました。
威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、斉藤祐斗容疑者(27)です。斉藤容疑者は6月8日、同区二方町の「mozoワンダーシティ」内のゲームセンターで、小型の催涙スプレーを使用し、施設の業務を妨害した疑いが持たれています。

現場では0歳児から40代の男女23人が無臭ながらもせきやのどの痛みを訴え、消防が出動する騒ぎとなりました。このうち0歳の男の子を含む男女8人が病院へ救急搬送されましたが、いずれも命に別条はありませんでした。
防犯カメラにスプレーをまく男の姿が映っていたことから捜査が進み、警察は斉藤容疑者の自宅から、手のひらサイズのものやクマのイラストが描かれたものなど、複数のスプレーを押収しました。調べに対し斉藤容疑者は「催涙スプレーを使いました」と容疑を認めています。
催涙スプレーの主成分は唐辛子由来の「OCガス」で、吸い込むと激しいむせ込みや痛みが生じます。警察は動機や大量所持の経緯を調べるとともに、傷害容疑も視野に入れて全容解明を進めています。


