静岡市駿河区の歯科医院で起きた連続性加害事件で、静岡地検は19日、10代の女性患者に対する不同意わいせつと児童ポルノ禁止法違反(製造)の罪で、歯科医師の男を静岡地裁に起訴しました。男が起訴されるのはこれで2件目となります。
起訴されたのは、静岡市駿河区小鹿の歯科医師、原田孝行被告(50)です。起訴状によりますと、原田被告は今年1月25日、自身が経営する歯科医院において、矯正治療のため来院した10代の女性患者に対し、目元にタオルをかけて視界を遮断。その上で「治療のために舌を動かす必要がある」などと嘘の説明をして自身の性器をなめさせたほか、その様子をスマートフォンで動画撮影して児童ポルノを製造したとされています。
原田被告の大学時代の後輩の歯科医師は取材に対し、学生時代は「原兄(はらにい)」と呼ばれ、後輩思いで勉強もできる模範的な優等生だったと振り返る一方、事件の手口に対して激しい怒りを露わにしました。「歯科診療でタオルをかけるのは水跳ねを防ぐなどの医療事故防止が目的。それを目隠しとして悪用するなんて卑劣極まりない。同業者として恥ずかしいし、怒りしかありません」と語り、実際の臨床現場でも患者がタオルを怖がるなどの風評被害が出ていると明かしました。なお、静岡地検は3月24日付で1回目の逮捕分(20代女性への容疑)を不起訴処分としましたが、本件を含む複数の事案については起訴しており、公判で厳しく追及していく方針です。

原田被告(写真/本人HPより)

