関西を中心に展開する激安スーパー「スーパー玉出」の運営会社において、実質的なトップを務めていた元役員の男が、会社に多額の損害を与えたとして、警察は22日までに会社法違反(特別背任)の疑いで男を逮捕しました。男は不正に得た資金を個人的な飲食や買い物などに流用していた疑いがあり、警察が実態解明を進めています。
会社法違反の疑いで逮捕されたのは、3年前の2023年まで「スーパー玉出」の運営会社で実質的なトップの立場にあった元役員、浅浦哲夫容疑者です。また、浅浦容疑者と共謀したとして、店舗にスタッフを派遣していた人材派遣会社経営の中西徹容疑者も逮捕されました。
逮捕容疑は、浅浦容疑者が現職の役員当時、中西容疑者が経営する派遣会社から店舗へスタッフを派遣する際、実際の役務提供に見合わない不当な派遣手数料の水増し請求を反復して実行。これにより、運営会社側に総額約3,900万円の財産上の損害を与えた疑いが持たれています。
警察の調べによりますと、浅浦容疑者は中西容疑者に水増し請求を行わせた上で、その不正な利益の一部を自己の元へキックバック(還流)させて回収。その電磁的・現金資金を、私的な飲食費や物品の購入費に充てていたとみられています。警察は2人の認否を明らかにしていないものの、押収した帳簿等の電磁的記録や法人口座の資金移動ログを精査し、他にも同様の不正請求を日常的に繰り返していた常習的犯行の可能性があるとみて、資金流動の全容解明に向けて慎重に裏付け捜査を展開しています。


