【大阪】「助けるからおいで」生活困窮の20代女性を誘い出し自宅で監禁状態に 位置情報アプリで行動監視、6日間で11人と売春させた管理売春の疑いで45歳男を逮捕

SNS上で生活の困窮を訴えていた20代の女性に対し「助けてあげる」などと言葉巧みに近づいて自宅に住まわせ、スマートフォンのアプリ等で厳重に行動を監視しながら複数の男性と売春をさせていたとして、大阪府警は22日、売春防止法違反(管理売春)の疑いで45歳の男を逮捕しました。男は「一部が違う」と容疑を一部否認しています。

売春防止法違反の疑いで逮捕されたのは、住居不定・職業不詳の岡本賢容疑者(45)です。逮捕容疑は今年1月15日から20日までの間、当時居住していた大阪市内の集合住宅の一室に、SNSを通じて知り合った20代の女性を居住させた上で、出会い系アプリを利用して不特定多数の男性を募り、ホテルやインターネットカフェなどで女性に売春をさせた疑いが持たれています。女性はこのわずか6日間の間に、計11人の男性を相手にさせられていたとみられています。

警察によりますと、被害に遭った女性は事前にSNS上で生活の困窮を訴えるライブ配信などを行っており、これを見た岡本容疑者が「助けるから大阪においで」などと善意を装ってメッセージを送り、自宅へと誘い出していました。しかし女性が到着すると、岡本容疑者は「一歩も外に出るな」などと外部との接触を禁じる命令を下したほか、女性のスマートフォンに位置情報をリアルタイムで共有するアプリを強制的にインストールさせ、行動の全般を厳格に管理・監視していました。

その後、女性と売春相手の男性との間で何らかのトラブルが発生し、岡本容疑者自らが警察署へ相談に訪れたことから、警察官が不審に思い内偵・精査を進めたところ、今回の組織的な管理売春の嫌疑が浮上し逮捕に至りました。警察は、女性のスマートフォン内に残された位置情報の通信ログや出会い系アプリのやり取り、電磁的記録のフォレンジック解析を進め、売春収益の流動経路や詳しい犯行の経緯を厳重に調べています。