【国際特殊詐欺】タイ・パタヤの詐欺拠点を摘発から1年半、逃走を続けた「かけ子」の36歳男を都内で逮捕 帰国後も潜伏、高齢者から100万円詐取の疑い

詐欺事件

タイの人気リゾート地・パタヤに拠点を構える国際特殊詐欺グループにおいて、日本国内へ嘘の電話をかける「かけ子」の役回りを担っていたとして、警察は22日までに、詐欺の疑いで36歳の男を逮捕しました。男は一昨年に現地当局が拠点を摘発した際、現場を離れており逮捕を免れていましたが、帰国後も約1年半にわたり日本国内で逃走を続けた末、東京都内で身柄を確保されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不詳・職業不詳の中川晃容疑者(36)です。逮捕容疑は一昨年(2024年)11月、氏名不詳の指示役らと共謀し、日本国内に居住する80代の女性に対して「過去の過払い金や還付金を受け取ることができる手続きがある」などと虚偽の電話をかけ、現金約100万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察によりますと、中川容疑者はタイのパタヤにあるマンション等に設置された不法拠点で活動していた特殊詐欺グループの「かけ子」でした。一おととしにタイ警察当局が同拠点を強制捜査した際、中川容疑者は偶然その場にいなかったため摘発を回避。その後、昨年(2025年)1月ごろに密かに日本国内へ帰帰国し、各地を転々としながら逃走を続けていましたが、今月20日、東京都内のマンションに潜伏しているところを捜査員に発見され、確保に至りました。

警察はこれまでに、同グループに所属するほかのかけ子など計7人の身柄を順次逮捕しており、組織の全容解明を進めています。警察は中川容疑者の具体的な認否を明らかにしていませんが、長期にわたる逃走経路や潜伏生活を支えた資金源の有無、スマートフォンの通信連絡ログなどを精査し、海外に拠点を置くトクリュウなど組織の上位指示役の特定に向けて本格的な裏付け捜査を展開しています。