【トクリュウ】「闇バイトに応募した」面識のない男2人が指示受け襲撃か 過去に窃盗被害のあるさいたま市内の住宅敷地に侵入しシャッターを破壊した疑いで35歳容疑者ら逮捕

住居侵入

さいたま市内の住宅敷地内に不法に侵入し、窓のシャッターを破壊したとして、警察は22日までに、住居侵入と器物損壊の疑いで35歳の男ら2人を逮捕しました。2人はSNSの「闇バイト」を媒介に集まったとみられ、秘匿性の高い通信アプリで何者かから指示を受けていたということで、警察は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による組織的な犯行とみて背後関係を調べています。

住居侵入と器物損壊の疑いで逮捕されたのは、住所不詳・職業不詳の寄本法彦容疑者(35)ら男2人です。逮捕容疑は今月1日、さいたま市緑区にある一般住宅の敷地内に正当な理由なく侵入し、同住宅の1階窓に設置されていた防犯用のシャッターを物理的に破壊した疑いが持たれています。

警察によりますと、逮捕された2人は犯行当日になるまでお互いに面識がなかったとみられ、自動消去機能などを持つ秘匿性の高い通信アプリを通じて、上位の指示役から現場の特定や破壊行為の具体的な指令を受信していた可能性が浮上しています。取り調べに対し、容疑者の1人は「SNSの闇バイトに応募して指示通りにやった」という趣旨の供述を行い、容疑を認めているということです。

事件のあった住宅では、過去に現金などが盗まれる空き巣被害や、不審者が敷地内に入り込む事案が複数回にわたり確認されていました。警察は、犯罪組織の間で「標的(ターゲット)リスト」として情報が共有されていた可能性が極めて高いとみて、押収した容疑者らのスマートフォンの電磁的記録の復元や通信ログの解析(デジタルフォレンジック)を急ぎ、犯行を裏で操る指示役の特定や過去の窃盗事件との関連性について本格的な裏付け捜査を展開しています。