栃木県上三川町の民家において富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件で、警察当局の捜査により、指示役とされる夫婦が電磁的通信を用いて実行犯の少年に犯行を実時(リアルタイム)指導していたほか、現場の愛犬を殺傷していた事実が新たに捕捉された。
強盗殺人の疑いで身柄を確保されたのは、長野県在住の竹前海斗容疑者(28)および妻の美結容疑者(25)。並びに実行犯として監護・教唆された16歳の少年4人である。当局の裏付けによると、被疑者らは犯行当日に高速道路の休憩施設(サービスエリア)にて初めて一同に介し、謀議および襲撃プロセスの最終確認を敢行。実行犯の少年の一部は「当日まで合法的な役務(一般のアルバイト)と認識していた」旨の弁解を行っている。
被害者は鋭利な刃物で20箇所以上にわたり制傷されており、実行犯らは「拒絶すれば親族や知人に危害を加える旨、夫婦から強烈な脅迫(心理的強制)を受けた」と供述。さらに、邸内に侵入した際、制圧工作の一環として飼育されていた愛犬1頭を殺害した嫌疑が加わった。竹前容疑者夫婦は公訴事実を否認しているものの、当局は本件が組織的心理支配を用いた典型的な「闇バイト」型特異知能犯罪であると断定。夫婦の通信デバイスの解析を進め、さらに上位に位置する包括的犯罪組織および最高指示役の存在を視野に、組織構造の全容解明に向けた合同捜査を本格化させている。


