過去にも2回睡眠薬混入 後輩女性に混入の京大医師

2009.04.09

 後輩の女子大学院生(32)の茶に睡眠薬を混入し意識を失わせたとして、傷害容疑で京都大学付属病院の眼科医、佐々原学容疑者(31)が逮捕された事件で、院生の女性は、逮捕容疑となった3月27日の混入以前にも2回、佐々原容疑者が渡した飲み物や食べ物を口にした後、数時間にわたり眠り込んでいたことが9日、川端署への取材で分かった。同署によると、佐々原容疑者は調べに対し、過去2回の混入も認めているという。

 逮捕容疑では、佐々原容疑者は3月27日夜、京大病院内の研究室で、女性が置いていた缶入りの茶に睡眠薬を入れ、知らずに飲んだ女性を約20分にわたり意識不明に陥らせたとされる。

 同病院によると、佐々原容疑者は今年3月に京大大学院を修了。女性は後輩にあたり、同署の調べに「4年ほど前から好意を持っており、気を引きたかった」と供述しているという。

 同署などによると、女性は2月19日、佐々原容疑者が渡したコーヒーを飲んだ後に約5時間にわたり意識を喪失。3月21日にも佐々原容疑者が買ってきたシュークリームを食べて、約7時間眠り込んだという。

 女性は3月27日に茶を飲んだ際、味がおかしかったことから調べると、缶の底に白い粉が沈んでいるのを発見。飲料メーカーに調査を依頼したところ睡眠薬と判明、同署に相談した。佐々原容疑者は今月、上司に「自分がやった」と申告し、8日朝、同署に出頭した。

 同病院によると、佐々原容疑者は2月中旬、同僚医師の名前を使って作成した処方箋(せん)で睡眠薬を入手したという。