不同意わいせつおよび児童ポルノ製造容疑で50歳歯科医師を再逮捕 視覚遮蔽による心理的抗拒不能を悪用した連続性加害事案

静岡県警静岡南署は、歯科医院内における患者への性加害およびその様子を電磁的記録に収めたとして、静岡市駿河区在住の歯科医師・原田孝行容疑者(50)を不同意わいせつおよび児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)の疑いで再逮捕した。被疑者の逮捕は同種事案において通算4回目となる(うち1件は地検により不起訴処分)。

逮捕容疑は2025年9月上旬および11月下旬、被疑者が経営する歯科医院の診察室内において、県内中部地区に居住する18歳未満の少女に対し、医療行為を擬装してわいせつな行為に及び、かつその態様を自己の携帯電話端末(スマートフォン)で動画撮影して児童ポルノを製造したとされるもの。被疑者はリクライニング式の診療台に対象者を臥床させ、布(タオル等)で眼位を遮蔽して視覚情報を遮断。「診察のために口を開け、舌を突出させるよう」指示し、抵抗や違和感の察知を困難にした上で自己の陰部を接触させるという、過去の逮捕事案と完全に符合する手口を反復していた。

被害者の保護者からの刑事相談を受け、同署が被疑者の電子データを精査したところ、公訴事実を裏付ける実像記録が検出された。身柄確保後の取り調べに対し、被疑者は「動画が記録されているのであれば、そのような行為に及んだのだと思う」旨の、執行事実を消極的に認諾する供述を行っている。被疑者は地元有力者の血縁であり、直近まで静岡市歯科医師会理事などの公職を歴任していた。同署には現在、別の女性患者らからも複数件に及ぶ同種の被害申告が寄せられており、常習的性犯罪としての全容解明に向けた捜査が進められている。