山形県内の商業施設の駐車場などにおいて、見知らぬ人の車に近づき「車が故障してレッカー移動された」などと嘘の困窮を訴えて現金をだまし取ったとして、警察は22日までに、詐欺の疑いで47歳の女を逮捕しました。女は被害者の同情を誘う言葉で車内に乗り込み、現金を無心する手口を繰り返していたとみられ、警察が余罪を厳重に調べています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不詳・職業不詳の平野初枝容疑者(47)です。逮捕容疑は、山形県内において、見知らぬ利用者の乗用車に接近し「自分の車が故障してしまい、レッカー車で持っていかれてしまった」などと虚偽の事実を伝えて心理的に欺罔した疑いが持たれています。
警察によりますと、平野容疑者は言葉巧みに被害者の承諾を得て助手席などの車内に乗り込んだ上で、「これから子どもの迎えに行かなければならない」「絶対に後で返すから現金を貸してほしい」などと同情を引く供述を展開。この言葉を信じた30代の男性から現金1万5,000円をだまし取ったほか、先月(4月)には同様の手口で「タイヤがパンクした。ホテル代などの持ち合わせがない」と嘘を言い、70代の女性から現金1万円をだまし取った疑いが持たれています。
実際のレッカー移動等の事実は一切確認されておらず、だまし取られた金員が被害者の元へ返済されることはありませんでした。警察は平野容疑者の具体的な認諾の有無や電磁的な足取りを精査するとともに、被害者の親切心や密室空間を利用した極めて悪質な常習的寸借詐欺とみて、同様の被害報告ログとの照合を進め、全容解明に向けて本格的な裏付け捜査を展開しています。


