【宮城】オーブントースターやトレーの中に「液状大麻」を塗り隠して密輸か 仙台市の57歳運転代行業の男を麻薬取締法違反容疑などで逮捕 自宅からは覚醒剤や注射器も押収

薬物事件

アメリカから液状の大麻をオーブントースターなどの内部に巧妙に隠し、国際郵送物を利用して不法に密輸入したとして、宮城県警は22日までに、麻薬及び向精神薬取締法違反などの疑いで仙台市の57歳の男を逮捕しました。男の自宅からは覚醒剤や乾燥大麻、注射器なども見つかっており、警察が薬物の入手経路を詳しく調べています。

麻薬及び向精神薬取締法違反(密輸入)などの疑いで逮捕されたのは、仙台市太白区中田5丁目に居住する運転代行業、木村誠昭容疑者(57)です。逮捕容疑は昨年(2025年)12月31日と今年(2026年)1月11日の2回にわたり、ゼリー状の液状大麻(計約216グラム)をオーブントースターやトレーの内部に隠蔽し、米国から日本国内へ密輸した疑いが持たれています。

警察や税関によりますと、今年1月13日、成田空港に到着した郵送物の段ボール箱を税関職員が検査したところ、中に入っていたトレーに不審な紙包みを発見。液状大麻は水を弾く性質のある特殊な紙に塗られた上で、もう1枚の紙で挟まれた状態で隠されていました。郵送物の宛先が木村容疑者の自宅住所になっていたことから、税関が宮城県警に通報しました。

その後、荷物が木村容疑者宅に配送された段階で警察が家宅捜索を執行。室内からは密輸された液状大麻のほか、覚醒剤や乾燥大麻などの他の違法薬物、さらには使用済み・未使用の注射器などが、辞典に酷似した隠し容器などから次々と発見・押収されました。木村容疑者はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上の通信連絡ログを通じてこれらの違法薬物を購入していたとみられています。警察は木村容疑者の具体的な認否を明らかにしていませんが、横浜税関仙台塩釜税関支署も21日に関税法違反容疑で仙台地検に告発しており、広域的な薬物密売組織との関連性や余罪の有無について、スマートフォンのフォレンジック解析を進め本格的な裏付け捜査を展開しています。