約800万円を着服した疑い 県弁護士会所属の弁護士を逮捕

 福岡県弁護士会に所属する43歳の弁護士が令和3年、民事事件で依頼先の会社のために預かっていたおよそ800万円を着服したとして、業務上横領の疑いで福岡地方検察庁に逮捕されました。
 逮捕されたのは、福岡県弁護士会に所属する弁護士で、福岡市南区に住む清田知孝容疑者(43)です。
 福岡地方検察庁によりますと、令和3年6月、民事事件の代理人として依頼先の会社のために所属する法律事務所の口座で預かり保管していたおよそ800万円を自分で使うために払い戻して着服したとして業務上横領の疑いが持たれています。
 検察は認否を明らかにしていません。
 清田弁護士について福岡県弁護士会は、令和5年3月、引き受けた事件の処理や裁判手続きをせず「弁護士の品位を失うべき非行に該当する」などとして業務停止1年6か月の懲戒処分としていました。
 逮捕を受けて県弁護士会の大神昌憲会長は「今年度、元会員が2人逮捕されたことなどからさらなる不祥事防止策を検討していた矢先のことで誠に遺憾です。あらためて弁護士としての自覚と倫理意識の徹底を強く求めるなど信頼回復に努力していきます」 とコメントしています。