人気ファッションブランド「アミパリス」のロゴをあしらった偽物の衣料品を販売したとして、大阪府警は20日、商標法違反(商標権を侵害とみなす行為)の疑いで、大阪市東成区の衣料品店経営、鄭泰弘容疑者(71)ら男女7人を逮捕しました。逮捕されたのは25歳から71歳までの経営者や販売員、会計担当者らで、全員が「偽物とわかって売っていた」と容疑を認めています。
逮捕容疑は今年1月29日、鄭容疑者が経営する東成区内の店舗「レディースショップみはら」において、商標権がないにもかかわらず、アミパリス社のロゴが入ったズボン1点を4800円(定価の約10分の1)で販売し、商標権を侵害した疑いです。
事件の端緒は2024年7月、韓国からの不審な貨物を発見した大阪税関が、ブランドの日本法人へ情報を開示したことでした。これを受け、同社の弁理士が同年8月から鄭容疑者の店舗へ複数回にわたり直接客として潜入調査を敢行。購入した商品を自ら鑑定したところ、正規品では「刺繍」であるはずのロゴマークが「プリント」になっている、ズボンの紐の金具に刻印がない、縫製が極めて粗悪である、などの決定的な違いを発見しました。その後、弁理士が警察の捜査員と同行して買い受けたことで今回の逮捕に至りました。鄭容疑者の店舗や倉庫からは別の有名ブランドの偽物とみられる商品約3000点も押収されており、府警は大規模な密輸・販売ルートの全容解明を進めています。


