【大阪】「学生証が別人…」教え子の顔と合成写真で近畿大学を“替え玉受験”か 「個別教室のトライ」元講師・野口瑞希容疑者(35)を逮捕、合格は取り消しに

経済事件

教え子の男子高校生になりすまして英語検定試験を身代わり受験し、その不正なスコアを用いて大学に入学させようとしたとして、警察は20日までに、偽計業務妨害などの疑いで学習塾大手の元講師の男を逮捕・送検しました。

逮捕・送検されたのは、学習塾大手「個別教室のトライ」の元講師、野口瑞希(のぐち・みずき)容疑者(35)です。警察によりますと、野口容疑者は塾の講師を務めていた昨年2025年9月、当時17歳だった教え子の男子生徒になりすまして「実用英語技能検定(英検)2級」を身代わり受験した疑いが持たれています。申し込み時に自身の顔写真を登録していたため、当日は見破られずに合格していました。

さらに野口容疑者は同年11月、この不正取得した英検のスコアを利用し、教え子の近畿大学の入学試験にネット出願。大学の正規の入試判定業務を妨害した疑いがあります。この入試は、当日受けた英語の試験と事前に提出した英検のスコアのいずれか高得点の方が採用されるシステムで、替え玉による英検の成績が採用され、教え子は一度は合格判定を受けました。しかしその後、教え子の家族が届いた学生証を見て「顔写真が本人と違う別人になっている」と異変に気づき、大学へ申告したことで事件が発覚。近畿大学は該当生徒の合格を即座に取り消しました。野口容疑者は出願の際、自分と教え子の顔をデジタル合成したカモフラージュ写真を使用していたということです。調べに対し野口容疑者は容疑を認めており、警察は教え子の生徒側からも任意で詳しく事情を聴いています。